戦時中の1943年、ニューヨーク。レストランで働くシチリア移民のアルトゥーロは、オーナーの姪フローラと相思相愛だが、フローラには許婚がいた。アルトゥーロは、シチリアに住むフローラの父から結婚の賛成を得るために米軍に入隊。シチリアに赴任するが、のさばっているマフィアから命を狙われることになる。

1948年、夏。長年勤めた教職を退いたデイジーは未亡人。まだまだ元気いっぱいの彼女だったが、寄る年波には勝てず、ある日運転中にあやうく大事故を引き起こしかける。亡くなった父の跡を継いで会社の社長となっていた息子のブーリーは、そんな母の身を案じ、専用の運転手を雇うことにした。

第二次世界大戦下のロンドン。9歳のジョージは母リタの計らいで、爆撃から逃れるため田舎へと疎開させられる。ジョージはそれに抗って家族の元に戻ろうと決意し、リタが彼を捜す中、故郷を目指して壮大で危険な旅に出る。

1943年、反政府組織「白バラ」のメンバーであるゾフィー(ユリア・イェンチ)は、兄とともに大学構内で反戦ビラを配っていたところを逮捕される。厳しい尋問に屈せず信念を貫く彼女に、尋問官モーア(アレクサンダー・ヘルト)はある取引を提案するが……。

CIAの分析官として働くスーザンは、ワシントンD.C.にあるオフィスから現場の状況を分析し、パートナー捜査官のファインをサポートしていた。ある日、ファインは核爆弾の隠し場所を知る男ボヤノフを、誤って射殺してしまう。CIAはボヤノフの娘レイナが核爆弾の行方を知っていると考えファインを送り込むが、ファインはレイナによって撃ち殺されてしまう。レイナがテロリストに核爆弾を売ろうとしていること、そしてCIA捜査官のデータを握っていることを知ったスーザンは、自ら現場捜査官に志願。凄腕捜査官のリックと共に現場に潜り込むが……。

第二次世界大戦中のユーゴスラビアでは、強大なドイツ軍が、パルチザン将兵をネレトバ峡谷に追いつめていた。彼らを救うため、アメリカ軍特殊部隊“フォース10”がネレトバ橋の爆破を命じられる。フォース10には、ナバロン要塞を爆破したマロリーとミラーが加えられた。しかしユーゴスラビアに降下した彼らは、ドラザック大尉率いる王党派に捕えられ、ドイツ軍に引き渡されてしまう。

第二次世界大戦末期。インド洋では、次々と艦船を撃沈するドイツ軍のUボートが連合軍にとって大きな脅威となっていた。その阻止を命じられた連合軍のルイス・ピュー中佐とキャビン・スチュワート大尉は、ポルトガルに停泊する艦船がドイツ軍に情報を流していることを突き止める。だが、ポルトガルは中立国のため、攻撃を仕掛けることはできない。そこで、民間人を装った高齢の退役軍人たちによる極秘作戦を計画する。