シムランは22年前に一家でロンドンに移住してきたインド人の女の子。ある日、父のバルデーウ宛にインドの親友から手紙が舞い込む。手紙には20年前の約束通り、自分の息子とシムランを結婚させたいとあった。喜ぶ父の姿にシムランは承諾するしかなかった。結婚後はインドに定住することになるシムランは、独身最後の想い出に女友達と1ヶ月間のヨーロッパ旅行に出かける。出発の日、シムランは富豪の御曹司で、女たらしの大学生・ラージ・マルホートラーと出会う。

ある嵐の夜、山羊のメイは山小屋に避難した。同様に1匹のオオカミ(ガブ)も同じ山小屋に避難してきた。真っ暗な闇の中、かぜ気味で鼻の利かない2匹は互いの正体を知らないまま夜通し語り合い、意気投合する。そして「あらしのよるに」を合い言葉に翌日再び会う約束をする。