ペンシルベニア州で育ったマイケル、ニック、スティーヴンは、鹿狩りを楽しむ普通の若者であった。3人は戦況が悪化する一方の北ベトナムへと召集され、前線に放り出された。そこで偶然再会した3人はベトコンの捕虜となり、賭けの対象として実弾入りのロシアンルーレットを強制される。辛くも生き延びた3人だったが、お互い行方がわからないまま時は過ぎる。その後マイケルは、陸軍病院にいたスティーヴンから、ニックがベトナムで生きているという情報を得る。
誰ひとりとして脱獄に成功したことのない刑務所―――アルカトラズ島。ここに一人の囚人が送り込まれた。彼の名はフランク・モーリス。所内で以前、別の刑務所で一緒だったアングリン兄弟と彼は脱獄計画の実行を決める……。あの『ダーティハリー』の名コンビ、ドン・シーゲル監督=クリント・イーストウッドが放つ、873日をかけた脱出作戦を事実に基づいて描く脱獄映画の秀作。
ライ・クーダーとキューバの老ミュージシャン達(ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ)との演奏を中心に、彼らの来歴、キューバの日常を描いたキューバ音楽ドキュメンタリー映画。
ベトナム反戦を主題にしたロック・ミュージカルの映画化。オクラホマから徴兵された青年クロードが、ニューヨークへやってきた。彼はそこで、ヒッピーのグループと親しくなる……。
アイルランドの首都、ダブリンを舞台に本格的なソウル・バンドを目指す若者たちの姿を描いた音楽群像劇。画面のなかとはいえ、何かに情熱を傾ける若者の姿を見ていると思わず目頭が熱くなる。
「ライトスタッフ」で一躍有名になったP・カウフマンが68年のチェコ動乱、いわゆる“プラハの春”を題材にして描いた超大作。若者の間に芽生えた民主化要求の波がソ連軍の軍事介入で圧殺されていく中、プレイボーイの医師と二人の女の青春が鮮烈に描かれる。古いニュース・フィルムと本編の画調を完璧に合わせるという離れ技を、ベルイマン作品で鳴らした名カメラマン、スヴェン・ニクヴィストが見事にやってのけている。
アルバカーキ大学のバスケチームに進学が決まりそうなトロイとスタンフォード大学に合格したガブリエラ。二人は大学進学後の自分たちをわかつ距離に不安を感じていた。そんな中、恒例のスプリング・ミュージカルのオーディションが行われ……。<ディズニー・チャンネルのオリジナルテレビ映画として放送されるやいなや、アメリカを中心に大人気となった学園ミュージカルの映画化作品。シリーズ第3作にあたる本作では、高校の最終学年になった主人公たちが大学進学をめぐり、人生の岐路に立たされる。パワフルなミュージカルとして見ごたえ十分。爽快感あふれる青春ドラマとしても完成度は高い。>
80年代に人気絶頂だった元ポップスターと失恋で書くことをやめてしまった作家志望の女性が、ラブソングを作ることになるラブコメディ。『ブリジット・ジョーンズの日記』のヒュー・グラントが元ポップスターを、『チャーリーズ・エンジェル』のドリュー・バリモアが作家志望の女性を演じる。監督は『トゥー・ウィークス・ノーティス』のマーク・ローレンス。元ポップスター役ではじけるヒュー・グラントの魅力と、ロマンチックなラブストーリーの行方に注目
1968年、ロサンゼルスのアンバサダーホテルで起きたロバート・F・ケネディ暗殺事件をきっかけに、引退したドアマン、ホテルマネージャー、ラウンジ歌手、バスボーイ、美容師などの人生が交錯する。
現代に甦った、邪悪な吸血鬼レスタト。ロック歌手となった彼は、歌詞を通して吸血鬼たちを挑発し続ける。やがて彼の歌に触発された伝説のクイーン・ヴァンパイアが太古の眠りから覚める。彼女の出現は世界に破滅の危機をもたらし…。